WunderlistからMicrosoft ToDoへの移行で一つ困ったのが、Google Homeからのタスクの追加です。 Microsoft ToDoは、現時点では外部からのメールでのタスクの追加やIFTTTとの連携はありません。おそらく、現時点で最も親和性の高い方法が、Microsoft自身が提供するPower Automateを利用する方法です。
Power Automateは、最近はやりのキーワードであるRPAと関係して紹介されることが多いですが、IFTTTのように複数のツールを連動させる仕組みです。基本的には有料ですが、Office 365 (近日中にMicrosoft 365)の一部のプランを利用している場合には、評価版(Trial)という名目で無料で利用できます。(有料で利用する場合と比べて、タスクが15分に1回しか動かせないなどの制限あり)
Wunderlistは5月でサービス終了となるので、少し前に Power Automate経由でGoogle HomeからタスクをWunderlistに追加できるようにしていました。これにより、WunderlistからMicrosoft ToDoに単に切り替えれば移行完了、と考えていました。
しかし、実際には Power AutomateでMicrosoft ToDoとの接続ができませんでした。利用しようとしてアカウントでログインすると「問題が発生しました。後でやり直してください。」と表示され、ログインができませんでした。
なお、結局現時点でもこの問題は解決できていません。考えた回避方法を紹介します。
Googleで検索しても、上手く連携できているというブログの記事はありましたが、Microsoft ToDoとの接続でエラーになるという情報は見つかりませんでした。このエラーは、英語版では「Something went wrong. Please try again later.」のようなので、このフレーズでも検索しましたが、それでも情報は見つかりませんでした。
私自身の固有の状況として、Office 365を契約しているMicrosoftアカウント(Power Automateを利用しているアカウント)と、Microsoft ToDoを利用しているMicrosoftアカウントが異なるということがあり、これが原因かと思ったのですが、同一アカウントの場合でも同じエラーで、解決できませんでした。
結局どのように回避したかというと、Outlook 365のタスクが、Microsoft ToDoのタスクに自動的に登録されるという仕組みを利用しました。つまり…
- Google Homeからは、IFTTTで「タスクを追加」を実行した場合にメールを送信する (送信先はGmail)
- Power AutomateでGmailのメールボックスをチェックし、タスクを追加のメールの場合にはOutlook 365のタスクを追加するコマンドを起動するように設定
- Outlook 365のタスクが追加されると、それがMicrosoft ToDoでも見える
- (私の場合は)そのタスクが追加されるリストを、Microsoft ToDoの機能で家族と共有する (この方法で追加するToDoは買い物リストなので、家族で共有したい)
として回避しました。とりあえずはこれでWunderlistの場合と同じような連携ができました。