メールソフトThunderbird(サンダーバード)は、無料で利用できるメールソフト(メーラー)の中では、高機能で使いやすいツールです。最近は、gmailなどWebブラウザでメールを見ることが多いですが、アプリケーションでメールを管理する場合には、Thunderbirdは誰にでもお勧めできるメールソフトです。
セキュリティなどの理由で随時更新され、設定によっては自動的に更新を行うこともできます。ただし、ある程度の知識のある人にとっては、自分の希望するタイミングで更新チェックおよび更新をしたい、ということもあるでしょう。
昔のバージョンのThunderbirdでは「更新を確認しない」を確認しない、という選択肢がありましたが、最新バージョンではなくなってしまいました。「更新を確認するが、インストールするかどうかを選択する」という選択しかなく、チェック自体を止めることができません。
対策として、チェックのタイミングをとても長くすることで、定期的なチェックを減らすことができます。具体的には、以下のような流れになります。
- メインメニューから「ツール」→「オプション」を実行し、オプションタブを開きます。
- 「一般」タブの一番下にある「設定エディター(C)…」ボタンを押します。
- about:config画面が表示されるので、「検索」欄に「app.update.interval」と入力します。
- 表示される内容は、更新チェックの間隔(秒)なので、これを大きな値にします。例えば、86400は1日(24x60x60)なので、8640000とすると、100日に1回チェックになります。
- あるいは、同じ設定画面の「app.update.idletime」を変更する方法もあります。これは、指定した時間(秒)だけ操作しない場合に、アップデートがあるかどうかチェックしメッセージを出すという設定です。
この値を大きな値にすれば、相当長い時間Thunderbirdを操作しない限りチェックすることがなくなります。