MacOSにWineをインストールしたところ、winetricksを実行しても
wineserver not found!
のエラーが表示され実行できない問題に遭遇しました。
Googleで検索しながら情報を探したところ、結論としては、以下に書いてある環境変数を設定する必要がありました。
https://wiki.winehq.org/MacOS_FAQ#How_to_launch_wine_from_terminal_instead_of_the_wine_application.3F
上記の内容は英語なので、概要を日本語に翻訳すると以下の通りです。
まず、「.profile」ファイルをエディタで開きます。上記に書いてあるコマンドは次の通り。
nano .profile
このファイルに、以下の内容を追加します。ただし、最初の3行は、自分が利用しているWineの種類によっていずれか1つを選択し、それ以外の2行は先頭に#を入れてコメントにする必要があります。
#export PATH=”/Applications/Wine Staging.app/Contents/Resources/wine/bin:$PATH”
#export PATH=”/Applications/Wine Devel.app/Contents/Resources/wine/bin:$PATH”
export PATH=”/Applications/Wine Stable.app/Contents/Resources/wine/bin:$PATH”
export FREETYPE_PROPERTIES=”truetype:interpreter-version=35″
export DYLD_FALLBACK_LIBRARY_PATH=”/usr/lib:/opt/X11/lib:$DYLD_FALLBACK_LIBRARY_PATH”
通常は安定版(Stable)を使うことが多いので、上記の内容を全部コピーペーストすれば問題ないです。
(1行目と2行目はコメントアウトされているので、無視される)
そしてCtrl+Xで内容を保存します。ファイルがない場合にはファイル名の入力があるので、Enterキーを押してファイルを作成します。
これでいったんターミナルを閉じて、再度winetricksを実行すれば無事動作するようになりました。
なお、私の環境では
warning: taskset/cpuset not available on your platform!
という警告が常に表示されるのですが、これが表示されていても正しく動作しているように見えます。
(最初、この警告が動作しない原因かと思ったので苦労しました。)