リモートデスクトップやRemoteAppが固まる問題への対処

つい最近(3月のWindowsUpdateを適用した後から?)、リモートデスクトップの画面やRemoteAppのウィンドウを最小化したり、他のウィンドウを前に持ってきたりすると、しばらくした後に操作不能になる問題が頻発しています。

RemoteApp: リモートデスクトップの仕組みを利用して、指定したプログラムの画面のみを別のマシンに表示し、透過的に別マシン上のプログラムを利用できる仕組み

呼び出し側、呼び出し先ともにWindows 10です。

ウィンドウを最小化しすぐに元に戻した場合には問題はおきません。しばらくしてから利用しようとすると、以下のような問題が起きます。

  • タスクバーのボタンを押しても元に戻らない
  • 画面の内容は表示されるが操作ができない(キャッシュしている画像が表示されているだけと思われます)
  • 画面が真っ黒になる

いずれの場合も操作はできません。リモートデスクトップであれば、ウィンドウを閉じて再度接続し直せば、再度利用可能になります。

Googleでいろいろ検索したのですが、同じ現象と思われる情報は見つからず、また参考になる情報もありませんでした。

イベントビューアにも何もログは出ないので通信関係が怪しいと考え、全く根拠はないのですが、以下の設定を変更してみたところ、再現しなくなりました。以下の設定は、リモートデスクトップの呼び出し元ではなく、呼び出し先のマシン側で設定します。
(直接操作している自分のマシンではなく、ネットワークの先にあるマシンに対して設定する)

  1. 「ローカルグループポリシーエディタ」を起動する
    (Windowsキー+Rで「ファイル名を指定して実行」を呼び出し、「gpedit.msc」と入力して実行する
  2. 「ローカルコンピューター ポリシー」(最上位)→「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「Windows コンポーネント」→「リモート デスクトップサービス」→「リモート デスクトップ セッションホスト」→「接続」を開く
  3. 右側の一覧で「RDP トランスポート プロトコルの選択」をダブルクリックし、「有効」を選択し、さらに「TCPのみを使用」を選択する

  4. 同様に「リモート デスクトップサービス ユーザーに対してリモートデスクトップサービスセッションを1つに制限する」をダブルクリックし、「有効」を選択する

  5. マシンを再起動する

(おそらく、実際に有効なのは上記の3と4のどちらか片方のみではないかと思うのですが、未検証です。)

これを設定後は問題が1回も再現していないので、このまま様子を見たいと思います。

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