自動車の作り方・売り方

最近はスマートフォンは中国や台湾・韓国のメーカーのシェアが高く、日本のメーカーのスマートフォンは世界的に見ればとても小さなシェアになっています。どこかで耳にした話で亜ありますが、中国のメーカーは利用年数を2年程度と考え、ハードウェアなどの品質・性能を限定することで、低価格を実現しています。一方、日本のメーカーは数年ないしはそれ以上でも壊れることがない高い品質を持つことが多いですが、実際には2年程度で性能は劣化し、OSも日々変わる状況を考えると、過剰ともいえる品質です。

 

これと同じような考え方は自動車には適用できないのでしょうか。

例えば5年ないしは10万kmの「上限」で買い換えることを前提とした車を考え、その時間ないしは距離については保証できる品質とします。「上限」を超えた場合にはその車に継続して乗ることはできず、その時点での新しい車に買い換えるか、その車を「捨てる」かの選択になります。自動車の購入方法で、残価設定型のローンがありますが、これの「買い取り」のオプションがないようなものです。

自動車も日々進化し、5年後にどうなっているかはわかりませんので、最初から5年以上は使わないという前提で考えます。そうすると、例えば子供が産まれて車が必要、という場合には、子供が幼稚園になるころのことは考えず車を選択し、必要になった時点で、その時点で必要な状況・条件で選択します。

実際にはこうしたことは行われていると思いますが、最初からそれを前提とすることで、自動車の価格を下げ、自動車購入の敷居も下げることができるのではないでしょうか。

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